エコノミークラス症候群の症状とは

エコノミークラス症候群(急性肺血栓塞栓症)は実は特定の
症状というものの判断が少し難しい部分があります。結果
エコノミークラス症候群の診断は、なかなか難しいものがあります。

なぜなら、エコノミークラス症候群の特有の症状が少なく、
自覚症状のみであることが多いからです。重症の場合は、突然、
失神や心停止が生じますので、診断はさらに難しくなります。

エコノミークラス症候群の診断が難しくなる原因としては、
意外にあまり知名度が高くない病気であるということも
挙げられます。エコノミークラス症候群の症状は、73%の人が
呼吸困難、53%の人が胸痛を訴えています。しかし呼吸困難や
胸痛は、心臓病などの循環器系の病気や呼吸器系の病気でも
おきる症状ですから、医師はそれらの病気の方を想定して
検査をするのが一般的です。エコノミークラス症候群の診断の
決め手は、肺動脈の中に血栓が存在するかどうかです。

これは、最近では「超高速CT」という方法で、肺動脈の中の
血栓を写真に撮ることが可能です。次に、まだ足の静脈に血栓が
残っているかどうかの確認として、「血管エコー」という検査が
あります。エコノミークラス症候群は、以上のように確実に
確認できる検査がありますので、あとは担当の医師が、この
病気を思いつけるかどうかにかかっているといえます。

患者の方からも、長時間フライトの後に気分が悪くなった
などの状況を正確に伝えることが重要になってくると思われます。
posted by eco at 22:57 | Comment(15) | TrackBack(3) | 症状

エコノミークラス症候群の予防

エコノミークラス症候群は、エコノミークラスの飛行機のみで
起こるわけではありません。エコノミークラスでの発生報告が
特に多いのは、ビジネスクラス、ファーストクラスに比べて、
座席の間隔が狭く、体の動きが制限されていることに関係が
あるようです。つまり、ビジネスクラス、ファーストクラスに
乗っていても、同じようにずっと座ったままの状態を続けていると、
エコノミークラス症候群になる可能性が同様にあるということです。

また、飛行機以外でも、長距離バス・列車・自動車・船・パソコン
などで、長時間一定の姿勢を続けることで、同じように危険が
あります。対策としては、まず、できるだけ体を動かすようにして、
定期的にトイレなどで席を立ったり、手足を動かしたり、
ストレッチをする、などが有効です。できれば1時間に1回は
足の運動をしましょう。

また、飛行機内は乾燥しているため、水分を5時間で1リットルを
目安に飲みましょう。また、アルコールやカフェインは、
利尿作用により体内の水分を減らし、エコノミークラス症候群が
発症しやすくなるため控えましょう。また、足に静脈瘤のある人、
足の手術を受けた人、血液凝固機能に問題のある人、肥満者、
妊娠中の人、高齢者、喫煙者などは特にエコノミークラス症候群に
かかりやすいといわれています。

また、飛行時間が7〜8時間上で発生頻度が高くなり、
15時間以上では危険だと言われています。本当に身動きが
取れないときは足の裏を押してみるなんていうのはどうでしょうか。
posted by eco at 22:54 | Comment(0) | TrackBack(0) | 予防

エコノミークラス症候群とは

エコノミークラス症候群とは、飛行機などの乗り物で
長時間座っていた人に起こる、深部静脈血栓症に伴った
急性肺動脈血栓塞栓症のことです。

飛行機や車などの狭い座席に、長時間座っていることが
原因で血行不良が起こり、脚の静脈に血栓(血の塊)ができ、
この血液の固まりが、脚から肺に運ばれ肺動脈が詰まり、
酸素を取り込めなくなってしまいます。また、血栓は脳や
心臓に移動して、脳卒中や心臓発作を起こすこともあります。

飛行機のエコノミークラスの乗客からの発症が多く報告
されているためこのように呼ばれていますが、座席のクラスに
関係なく、また航空機以外の交通機関や劇場でも一定の姿勢の
まま長時間動かなければ、同様の危険があるとされています。

エコノミークラス症候群は、時間が長いほど起こりやすく、
長時間のフライトの後、空港につくやいなや、倒れて死亡する、
というショッキングな例も報告されてます。成田空港でも、
軽症を含め、年間100〜150件ぐらい発生しています。

記憶に新しいのは、サッカー日本代表の高原選手では
ないでしょうか。それは日韓共催のW杯のことでした。
高原選手は武者修行のためにアルゼンチンのチームに
属していました。もちろん日本代表に選ばれ、W杯に参加予定
でした。しかし、その高原選手を襲ったのがエコノミークラス症候群
でした。

この結果、高原選手は試合どころか、W杯に全く出れないという
悔しい結果となりました。

エコノミークラス症候群にならないために、長時間フライトの
時は屈伸運動をしましょうといったことが言われますが、
エコノミーシートの場合それも結構難しいですね。。まさに
エコノミークラス症候群です。もちろん病名の由来もここからです。

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